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7 チェックのレシピ
8 工夫のレシピ
9 失望のレシピ
10 向上心のレシピ

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  1.言い訳のレシピ 
<サクラのレシピ>

注意をされると言い訳をする人がいます。
しかも、その言い訳が、はてなマーク???の人がいました。

彼女は、入社したばかりのころ、注意をされると
「入社したばかりなので、知りませんでした」と、言い訳をしていました。
たとえ、入社したばかりでも、ちょっと機転をきかせれば気がつくような
常識的ものでも、注意をされるまで、わからないようでした。

そして、彼女の「入社したばかりなので・・・・」の言い訳は、半年以上続きました。
一体、いつまで新人扱いしてほしいのでしょうか。


また、こんな言い訳をする彼女もいました。

電話応対の際、声が小さく聞き取りにくいので、
上司がもっとハキハキと声を出すようにと注意しました。
すると彼女は言いました。

「わたし、低血圧なので、朝に弱いんです」

たまたま、上司が注意した時間帯が朝だっただけで、
その上司は、「朝、元気を出しなさい」と言ったわけではありません。
彼女は、電話応対をする時だけ、低血圧になるとでも言うのでしょうか。

しかも、電話応対以外の時の彼女は、朝から元気な声を出していました。
その理由・・・意味のない言い訳ととられても仕方ないでしょうね。





サクラのレシピには、こんなことが載っています。

『新人だと言い訳をする前に、一人前だと認めてもらえるよう、仕事を覚えましょう。』


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  2.プラスアルファのレシピ  
<サクラのレシピ>

事務職では、コピーも大事な仕事のひとつです。
たかがコピーと思われるかもしれませんが、
そのコピーひとつでも、その人の仕事ぶりがあらわれるものです。

ある彼女にコピーを頼みました。
1冊のファイルの中から、4月・5月・6月の3ヶ月分だけをとりだして、
コピーをしてください、という内容のお願いでした。
各月、3枚で1セットでした。
しかも、その原本の用紙は、両面に印刷がしてありましたが、
その会社のコピー機は、とても古いタイプで、両面印刷ができなかったので
余計に、コピーの枚数が増えたため、彼女はこんがらがったのでしょうか。

「コピーできました」
と言って、出来上がったコピーとともに、原本とファイルを返しに来てくれました。

でも、できあがったコピーは、単にコピーしただけで、
1セットづつ(各月づつ)、クリップでも、ホッチキスでも留めてくれていませんでした。

また、原本をファイルに綴じなおしてくれていませんでした。
そして、彼女は言ったのです。

たくさんあって、順番がわからなくなりました。
原本は、サクラさんがファイルし直してください。

うーん。
原本には、<4月><5月><6月>とタイトルが印刷されています。
また、ページも印刷されています。
たとえ、初めてみる用紙だったとしても、ちゃんと落ち着いて見ればわかるはずです。
そのくらいは、気をきかせてもらいたかったです。

「コピーしてください」と頼まれて、彼女は、本当に「コピー」だけしてくれました。
彼女の仕事ぶりは、「言われたことをこなす」のが仕事だと思っているようでした。
仕事とは、相手の要求していることを考えながら、
頼まれたことにプラスアルファを加えることによって、
相手に満足してもらえるのではないでしょうか。



サクラのレシピには、こんなことが載っています。

『プラスアルファの積み重ねが、実力をつけていくポイントでしょう』


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  3.両立のレシピ  
<サクラのレシピ>

1歳になるお子さんがいる彼女が入社してきました。
お子さんの年齢が低いこともあり、子育てママならではの休暇をとることもしばしばです。

それは、入社前の面接時にも、お互いに確認済のことでした。
でも、彼女は「当然の権利」という顔は、絶対にしませんでした。
「すみません」と、みんなに挨拶をしてくれます。
そして、何より、普段の仕事ぶりが真面目でした。

その会社では、ワードで文書を入力することが多かったのですが、
彼女は、初心者だったため、基本的なことからの指導が必要でした。
わたしが、彼女に教える立場にあったのですが、
彼女は、どんなことでも必ずメモをとり、ノートに整理していました。
また、テキストを自分で購入して、デスクの上に置いていました。

そういう、仕事を覚えようという姿勢が強いので、覚えも早かったです。
そのため、彼女がお子さんの都合で、休みが欲しいと言ってきても
誰もが、「子育てとの両立をがんばってね」と、言葉をかけていました。

子育てと主婦業と仕事と・・・何役もこなすのは大変なことです。
家族や職場の仲間の協力も必要になることでしょう。
だからこそ、協力してくれる人たちには、感謝することが大事だと思います。
その気持ちを持っていれば、周りの人も温かくしてくれるでしょう。

子供の都合で仕事を休んでもよい、ということだったので、入社しました、
と言って、あっけらかんと休みをとる人よりは、
休むことが多いので、普段から仕事を人よりたくさんこなせるようにがんばろう、
という姿勢で仕事にのぞんでくれる人の方を、応援したくなるのが
人の情というものかもしれません。


サクラのレシピには、こんなことが載っています。

『ありがとうの気持ちは、常に持ち続けましょう。』


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  4.余裕のレシピ  
<サクラのレシピ>

注意、と言わないまでも、ちょっとした助言をしただけでも
「わたしが間違ってるというの?」という剣幕で、にらみ返す人がいます。

人は、誰でも自分がかわいいものです。
ですから、自分は間違ったことをしていない、悪くないと、
主張することによって、きっと自分を守っているんだと思います。

でも、その主張は、時には見苦しいこともあります。

謙虚さというものも必要だからでしょう。
人から注意された時、素直に、まずはその注意に耳を傾けてみるべきでしょう。
たとえ、自分が正しい、間違っていないと思っていても、
何かしらの自分の言動が、注意をしてくれた人に誤解を与えたのでしょうから。

注意をされた時は、少し冷静になって、
自分の言動を反省する余裕が欲しいものです。
その余裕がないと、自分を守ることだけに必死になってしまいます。


サクラのレシピには、こんなことが載っています。

『気持ちの余裕は大切です。』



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  5.チームプレーのレシピ  
<サクラのレシピ>

その彼女に、「それはこうした方がいいんじゃないですか」 と言うと、
返ってくることばは、決まって同じでした。

「ううん。だって、上司がこうしてください、って言ったから、これでいいんです。」

確かに、余計なことをしてはいけない場面もあるでしょう。
言われたことだけを忠実に実行しなければいけないこともあるでしょう。

でも、逆に、もっと自分から行動をした方がいい時だってあるでしょう。
その場の空気を読み、相手の気持ちを考え、気を配ることは大事だと思います。

すべてを杓子定規に、事を進めていては、気配り上手とは言えません。
特に、ひとつの仕事を数人で分担してやっているような場合、
自分の仕事のあと、誰がどういう仕事をやるのか、ということを頭にいれておくべきでしょう。

そうすれば、「ここはこうしておけば後がラクになる」とか
「これは、削除しておいた方が、後の人が迷わない」とか
「この部分は重要なので、マーカーで印をつけておこう」とか、
きっと、いろんな気配りができるはずです。

自分の仕事のあと、いかにスムーズに続きの仕事をやってもらえるか、
それを考えて仕事をするのが、職場のチームプレーだと思います。



サクラのレシピには、こんなことが載っています。

『仕事は、ひとりでできるものではありません』



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  6.想像力のレシピ 
<サクラのレシピ>

「じっくり時間をかけていいから、最後には、ちゃんと見直しをしてください」
そう言われた時、そのことばをどう解釈するでしょうか。

わたしなら、この仕事は、正確さが求められているんだな、と思い、
チェックする際も、慎重になり、何度も見直しをしようと考えます。

しかし、ある彼女は、「この仕事はゆっくりやったらいいんだな」と思ったそうです。

同じ言葉を聞いても、その言葉のどこに重点があるか、
受け止め方が違うようです。

職場には、ストレートに怒りを表す人もいます。
でも、逆に優しく、婉曲に物事を伝える人もいます。
また、相手を傷つけないようにと、笑いながら注意をする人もいます。

人が発する言葉には、その背景にも言葉があるものです。

「言葉」の受け止め方は難しい時があります。
でも、多くの場合、ストレートに受け止めるだけでなく、
少し、想像力を働かせて聞く方が、相手の意思が理解しやすいと思います。


サクラのレシピには、こういうことが載っています。

『人の意見は、素直に、そして想像力を持って聞きましょう』



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  7.能力のレシピ  
<サクラのレシピ>

以前、一緒に仕事をしたことのある彼女は、口癖のように上司への不満を言っていました。
彼女は、いつも仕事をためこんでいました。
そして、それは上司が、難しい仕事をたくさん、自分にばかり与えるから、
というようなことを常々言っていました。

しかし、周りの同僚たちは知っていました。
単に、彼女が仕事ができないだけだということを。

どうして、自分ができなかったり、時間がかかったり、わからなかったりした時に
それが、自分の能力の低さだという認識ができないのでしょうか。
なぜ、他人のせいだという発想になるのでしょうか。

できないことはできないと、はっきり伝えておかないと
他の人にも迷惑がかかる場面もあります。

しかし、それでは、苦手な仕事が多い人には、何の仕事をしてもらえばいいのでしょうか。
自分で「あれはできない」「これは苦手」とアピールするだけではなく、
「この仕事ができる」「あの仕事は性に合っている」「その仕事は好き」
という、「できる」をアピールすることも、必要ではないでしょうか。

職場はチームプレーです。
人には、得手・不得手があるものです。
何もかも「できません」では、チームの一員としての資格がなくなります。




サクラのレシピには、こんなことが載っています。

『仕事ができる人は、自分の能力をよく知っています』



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  8.努力のレシピ  
<サクラのレシピ>

一緒に仕事をしていた彼女は、わたしよりずっと年上の方でした。
彼女は、その会社でのベテランさんで、上司からの信頼も厚い人です。
その彼女の話を聞いていると、勉強熱心なのがよくわかります。
何事も、自分で「調べる」という姿勢を、みてとれます。
その姿勢は、わたしたち後輩にも、いい刺激を与えてくれました。

自分で勉強をする努力ということは、とても大事だと思います。
職場は、学校ではないのですから。

わからないことは何でも教えてもらえるというという考えは、
社会人としては甘いかもしれません。
学生なら、学費を払って教えてもらうのですから、
大きな顔をして、「わからない」と言えばいいでしょう。
教えてもらって当然という顔をしても許されるでしょう。

しかし、社会人の場合は、逆にお給料という名目のお金をいただいているのです。
そのお給料に見合った仕事をするのは、当然のことでしょうし、
それに見合った知識を求められるのも当然です。

上級者レベルの質問ならまだしも、基本すら知らない者に
上司や先輩が教えるのは当然だという姿勢をとられると、
教える方も、気分がいいものではないと思うんです。
何もかも人まかせでは、進歩はありえません。


サクラのレシピには、こんなことが載っています。

『自分を磨く努力をする人は、仕事もできます』


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  9.質問のレシピ 
<サクラのレシピ>

ある職場での話です。
何事も上司の指示を仰ぐ人がいました。

どうしてもわからない、ということは質問しなければいけません。
でも、半年も仕事をしていれば、ある程度「カン」が働くはずです。
むしろ、カンが働くようにならなければいけないと思うんです。

それを、いつまでたっても上司や先輩の意見を仰ぐようでは
進歩がないと思われても仕方がないのではないでしょうか。
まず、自分の頭で考える、という習慣を身につけるべきでしょう。

職場では、他の人も仕事をしているのです。
みんな、自分の仕事をかかえているのです。
そこへ割って入って、質問をするのですから、遠慮も必要でしょう。
他人の大事な時間を、自分のトラブル回避の時間に当ててはいけません。

ましてや、この人がわからないなら、あの人に訊いてみよう、
あの人もわからないなら、今度は、もっと別の人に・・・・
と、大勢を巻き込むことは、迷惑な話です。
アンケートをとっているのではないのですから、
大勢の意見をきけばいいというものではありません。



サクラのレシピには、 こんなことが載っています。

『仕事がはかどらない人は、質問の仕方もうまくありません』


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  10.お給料のレシピ  
<サクラのレシピ>

わたしの友人から聞いた話です。
ある会社にパートで採用され、仕事を始めて数日後、
先輩の女性から、いきなり訊かれたそうです。

「あなたのパート代はいくらなの?」

彼女は、その質問に、とてもびっくりしたそうです。

お給料というのは、とてもデリケートな問題だと思うんです。
その会社によって、さまざまな取り決めがあるんでしょうけど
基本的に、お給料は労働に対する報酬ですから、
その人の仕事に対する評価の表れだったりすると思うんです。
だから、同じ職場の人同士だと、余計にデリケートな問題です。

「わたしの方がもっと評価されるべきだ」
「あの人はさぼってばかりなのに、たくさんお給料をもらえるなんておかしい」

という具合に、人のお給料を知ってしまうと、何かと不満が出てきやすいです。

単刀直入に、いきなり「あなたのお給料はいくらですか」と訊かれると
(この人は、なんと無神経な人なんだ)と思う人もいるでしょう。
そのようなことを安易に質問することは
社会人としてのレベルの低さを、証明しているようなものかもしれません。



サクラのレシピには、こんなことが載っています。

『お給料の話題はトラブルの元になりかねません、慎重になりましょう』


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