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ありがとうのレシピ |
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穏やかさのレシピ |
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謙虚さのレシピ |
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4 |
思いやりのレシピ |
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5 |
教育のレシピ |
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6 |
暮らしのレシピ |
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7 |
チェックのレシピ |
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8 |
工夫のレシピ |
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9 |
失望のレシピ |
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10 |
向上心のレシピ |
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<サクラのレシピ>
そこの会社には、ふたつの部署がありました。 わたしが勤務した部署では、パートは9時から3時までの勤務、 もうひとつの部署は、正社員並みの9時から5時までの勤務でした。
ふたつの部署の間には、当然、お給料(パート代)にも差がありました。 正社員並みに仕事をしていた彼女たちには、ボーナスも支給されました。
ところが、そのボーナスをめぐって、 ひとりの彼女が、わたしのところへ憤慨してやってきたのです。 「○○さんの方がボーナスが多いなんて納得いかないわ!」と。
彼女の話は、こういうことです。 その会社では、パート従業員のボーナスは、 その半年間に仕事をした時間によって、決定される仕組みだったのです。 つまり、たくさん働いた人の方が、ボーナスが多いわけです。
これが、単純に、よく欠勤する人と、皆勤の人との差であるならば問題ないのですが 彼女が言うには、そんな単純な計算では納得できないというのです。
というのも、その部署で働くふたりのパート従業員は、 どちらも、ほとんど仕事を休まず、勤務日数には違いがありませんでした。 ただ、残業時間に差があったのです。 そのために、それがボーナスとしても差が出てしまったんですね。
さて、この残業・・・難しい問題です。 彼女が言うところによると、もうひとりのパート従業員さんは、確かに残業が多かった、 でも、それは、彼女がたくさん仕事をしたわけではなく、 彼女が仕事が遅いからだ、つまり、能力が劣っているからだ、と言う意見です。
自分は、きちんと定時の時間内に仕事を終えられるよう、がんばってきたのに 自分の方が評価が下だというのは、納得がいかない、と憤慨していました。
うーん。難しいですね。 でも、パート(時間給)の場合には、ありがちな問題です。 長時間労働が、必ずしもたくさん仕事をした、とは言えない場合もありますからね。 数値で仕事の能力を測れるものでない事務職の場合は、 勤務時間以外で数値で測れるものが見当たりませんでした。
彼女の気持ちも、わからないではありません。
でも、多分、職場の多くの人は見てくれていると思います。 誰がどのような仕事ぶりなのか。 残業ばかりしている人を見て、
(いつもがんばってるなあ)と思える人なのか、 (ダラダラやってるから、残業になるんだなあ)と思う人と。 その違いは、一緒に仕事をしているとわかるものだと思います。
サクラのレシピには、こんなことが載っています。
『残業することは、評価を下げることにもなりかねません。』
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<サクラのレシピ>
一緒に仕事をしていたある彼女はよく、 「頭が痛い」「身体がだるい」「目が疲れる」などと 身体の不調を、仕事中に訴えていました。 そんな彼女の言葉を聞くと、わたしは心配をして 「無理しない方がいいよ」と声をかけていました。 だけど、そんな彼女が、休憩時間になると、言うんです。 「帰宅すると体調がよくなるから、つい夜更かししてしまう」 「せっかくの休みだから、少しぐらい体調が悪くても遊びに出かけちゃう」 ・・・・ どうなんでしょう。
そりゃ、プライベートな時間を、何して過ごそうが、 同僚のあたしが指図できるはずもありませんけど。 一緒に仕事をしてる身としては、あまり感じのいい話じゃないんですよね。
体調が悪いんだったら、さっさと寝て、休日にはゆっくり休んで、 万全の体調で、仕事には出てきてよ〜。 それぐらいの努力はしてほしいよ〜。 体調が悪くても、それでも、どうしても、夜更かししたり、出かけたりしたいんだったら、 それはそれで自由だけど、仕事中に「体調が悪い」って言わないでよ〜。
って言いたい気分でした。 わたしは、「体調管理」も仕事のうちだと思うんです。
ある先輩も言っていました。 「毎日、仕事(会社)に行けるということが、健康の証拠なのよ」と。
・・・・そして、その、よく体調不良を訴える彼女と、 長い間一緒に仕事をしているうちに気がつきました。 彼女の「体調が悪い」と言う話は、話半分程度に聞かなきゃいけないということに。 彼女が言葉で言うほど、実際には、体調が悪いわけではなさそうです。 要するに、彼女の「口癖」みたいなものでしょうか。
それに気がついてからは、彼女が夜更かししようが、出歩こうが、 一切、気にならなくなりましたけど。 同時に、仕事中に「体調不良」を訴えられても、 あまり心配しなくなりました。>いつものことだから・・・
これって、どうなんでしょうねぇ。
サクラのレシピには、こんなことが載っています。
『社会人としての体調管理は、自分だけの問題ではありません。 職場のマナーでもあるでしょう。』
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<サクラのレシピ>
一緒の会社で仕事をしていた同僚の彼女のお話です。 彼女とは、部署が違うけど、お昼休憩はいつも一緒にとっていました。
彼女は、バリバリ仕事をしていました。 そんな彼女は忙しくなると、いつも、言っていました。 「この会社のこういう所がおかしい」 「あの上司の仕事の配分がおかしい」 「わたしばっかり忙しくて不公平だ」 などなど、会社や上司に対しての悪口のオンパレード。
わたしは、同意を求められても彼女とは部署が違うため、 彼女の言ってることが、ピンとこず、曖昧な相づちをうつだけ・・・・ なんとも情けない状態でした。
そんな彼女も、逆に仕事量に余裕がある時は、態度が違いました。 わたしがいなくなれば、会社やあの部署が困るはず、 ・・・といわんばかりの自信たっぷりの自慢話のオンパレード。
その差に、あたしはこっそり、笑ってしまってました。 状況が悪くなれば、それはすべて人のせいで、 逆に状況が良くなれば、すべて自分のおかげ・・・なんて、 なんとも幸せな人だなぁと。
そんな彼女が、突然、言い出したんです。 「退職したい」って。 あらあら、そうなの・・・で、いつ辞めるの?って尋ねたら、 「うーん、どうなるかしら」と答えが返ってきました。 彼女は、どうやら、自分は大事な仕事をしてて、 その後を引き継ぐだけの能力ある後任の人がいないので、 会社から引き止められるだろうから、 実際の退職は数ヶ月後になるだろうとの考えのようでした。
だけど・・・その半月後、彼女は退職しました。 どうやら、「退職したい」という彼女の意思は、すぐに尊重されたようです。 一体、彼女の話の何が真実だったんでしょうね。
サクラのレシピには、こんなことが載っています。
『自信は大切ですが、自慢話はほどほどにしましょう。』
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<サクラのレシピ>
以前、勤務していた会社の社長さんに言われたことがあります。
「お客さん第一」・・・常に自分を反省しなさい、とのことでした。
例えば、電話でお客さんから注文があったとします。
その時、お客さんが言い間違えて注文をしたとしたら・・・
後になって、「言った」「言わない」の揉め事になりますよね。
事実、お客さんが言い間違えたとしても、
そこは、穏便に、うまーく、事を処理するのが、
電話応対をした事務職の腕の見せ所ですよね。
お客さんを怒らせても、何の解決にも得にもなりませんからね。
そうやって、うまく解決した後、反省をするんだそうです。
相手(お客さん)が、言い間違えるような質問の仕方をしなかっただろうか。
こちらが、早口でしゃべって、相手(お客さん)を焦らせてはなかっただろうか。
注文を受けた後、確認はしただろうか。
とにかく、相手のミスは、自分がそのミスを誘ったのでないかと、
反省するんだそうです。
「自分のミスじゃないのに・・・!」
「相手が悪いのに・・・!」
などと、気分的には、腹も立つんですけど、
そうやって反省することが成長につながるということを、
肝に銘じて仕事をすることを教わりました。
サクラのレシピには、こんなことが載っています。
『反対側から、ものを見ることも大切です。』
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<サクラのレシピ>
「世の中、すべてバランスが大事」と、教わったことがあります。
夫婦間でバランスが崩れると「離婚」。
会社経営でバランスが崩れると「倒産」。
国と国との関係でバランスが崩れると「戦争」。
確かに、「バランス」が崩れると、いいことはないですよね。
女性の身体も、ホルモンのバランスが崩れると、体調が悪くなるし。
余暇と仕事のバランスが崩れると、ストレスがたまるし。
人間関係も、バランスが崩れると、ケンカになるし。
確かに「バランスが崩れる」というのは、いいことがないようですね。
だから、気持ちの面でも、バランスよく過ごすことがHappyの秘訣だと思います。
忙しくて、イライラしてる時でも、ちょっとベランダへでも出てみて
ふ〜ッと、深呼吸をしてみてはどうでしょう。
ちょっと違う空気を吸うだけでも、気分が変わってくると思うんです。
ずーっと、眉をしかめてては、いいアイデアも出てこないかも。
「動」と「静」
「忙しい」と「ゆとり」
「緩」と「急」
これらのバランスも大事にすれば、気持ちもHappyになれるかも。
サクラのレシピには、こんなことが載っています。
『バランスを保つことは、仕事の効率をアップさせるでしょう。』
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<サクラのレシピ>
以前、勤務していた会社の社長さんは、いわゆる「ワンマン社長」でした。
会社を経営する立場なので、ある程度の「ワンマンさ」は必要だと思います。
しかし、度が過ぎると息がつまってしまいます・・・
社長は、自分の決めたことに自信を持っていました。
だから、よく言っていました。
「この方法が一番だと思うが、これよりいい方法があるなら提案してください」と。
だけど、誰が何を提案しても、とりあげてはくれませんでした。
そのため、職場の空気は、とてもどんよりとしていました。
どうせ、意見をくみ上げてもらえない。
どうせ、何を言っても無駄だ。
どうせ、提案しても、逆にマイナスになるだけだ。
誰も、会社のシステムをよくしようという意識がありません。
前向きな姿勢がないのです。
そんな空気の中、わたしはどうしても変更してほしいシステムがありました。
でも、普通に提案したのでは、社長には相手にもされません。
そこで、わたしは考えました。
唯一、社長が目をかけていた営業マンの彼に相談したんです。
彼も、その提案には大賛成してくれました。
とてもいいアイデアなので、きっと社長も喜ぶと思いますよ、とも言ってくれました。
そこで、わたしは、彼から社長に提案してもらえないかと、お願いしたんです。
わたしの考えた案だということは伏せて、彼のアイデアだということにしてほしいと頼みました。
彼は、びっくりしてましたけど、何とか受け入れてもらえたのです。
そして、案の定、彼からの提案の場合は、社長も耳を傾けてくれました。
・・・何ともややこしい会社です。
普段から、風通しのよい会社なら、こんなややこしい手段をつかわなくてもいいのに。
サクラのレシピには、こんなことが載っています。
『社内の風通しがよくなるよう、心がけましょう』
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<サクラのレシピ>
自称「面倒くさがり」のふたりがいました。
客観的には、ふたりとも、とても面倒くさがりとは思えないのですが、
本人たちは、そう言うのです。
しかし、彼女たちとお昼休みなどにプライベートな話をしているうちに、
その「面倒くさがり」の正体が徐々にわかってきました。
(なるほど、そういう点が面倒くさがりというわけか・・・)と。
そして、その「面倒だな」と思う点に、ふたりには違いがありました。
それがわかってくると、なるほど、仕事の面でも
「面倒くさがり」の一面が見える時に、違いがあることがわかりました。
A子さんは、どんなに面倒な仕事でも、コツコツコツコツ、仕上げていきます。
B子さんは、面倒な仕事は、何とか楽になろうと、新しい方法を作りだします。
A子さんは、どうしたら楽になるか・・・と考えること自体が面倒なんだそうです。
今まで通りの方法が、たとえ面倒な作業であっても、
新しく、一から作り直すことの方が、よっぽど面倒な作業に思えるそうです。
B子さんは、とにかく面倒な作業が苦手なんだそうです。
ですから、たとえ、新しく作り直すことが面倒な作業であれ、
今現在の面倒な作業から解放されるのなら、その労力は惜しまないそうです。
自分は面倒くさがりだ、と言いながらも、
それぞれが、自分のやり方で、仕事を進めていました。
サクラのレシピには、こんなことが載っています。
『どんなに面倒な仕事でも、それは最後までやらなければいけません。』
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<サクラのレシピ>
「片付け上手」とは、どういう人のことを言うんでしょうか。
決められたスペースに、いかにたくさんのモノを収納できるか
・・・ということでしょうか。
うーん、それは、ちょっと違うと思うんですよね。
以前に、何かで読んだことがあります。
「整理」「整頓」「収納」・・・この3つの頭文字をとって「3S」。
これが、「片付け上手」の基本だそうです。
例えば、机の上にたくさんのモノがちらかっていたとします。
まず、ペンはペン、ノートはノート、書類は書類と、分類しますよね。
これは「整頓」ですよね。
次に、それぞれの定位置にしまいます。これは「収納」ですよね。
そして、さらにわかりやすく、ラベルをはったり、インデックスをはったりします。
これは「整理」ですよね。
この「3S」が、全部できて、「片付け上手」になるそうです。
これは、自宅でも事務所でも同じだと思うんです。
そして、パソコンの中とか、自分の頭の中とか・・・
常に、片付いている状態にしておきたいものです。
それが、仕事がはかどるコツでもありますよね。
サクラのレシピには、こんなことが載っています。
『デスクの上が片付いている人は、段取り上手です。』
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<サクラのレシピ>
少し前に、山本 幸久さんの「凸凹デイズ」という小説を読みました。
その本の解説を、三浦 しをん
さんが書いていました。
その中に、こんなことばがあります。
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人はなぜ働くのか、という疑問に対して
「ひとは、だれかとつながっていたい生き物だから」ではないか。
組織で働く場合はもちろんのこと、
たとえ、ひとりしかいない職場であったとしても、対価が発生する限り、
そこには仕入の業者さんだったり、お客さんだったりがいて
決して、ひとりにはならない。
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というような内容が書かれています。
それを読んだとき、(なるほど!)と思いました。
自分のやった仕事に対して、誰かが
「ありがとう」と言ってくれる、
「面白い」と言ってくれる、
「楽しい」と言ってくれる、
そういうことが、うれしくて、がんばろうっていう気持ちになれますよね。
人は、ひとりでは生きていけないように、
仕事もひとりでは、できないと思います。
周りの人に感謝しながら、自分も、「ありがとう」と言ってもらえるように
仕事をしていきたいと思います。
サクラのレシピには、こんなことが載っています。
『どんな仕事でも、きっと誰かの役に立っています。』
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